履修計画の立て方
特に今年入学したばかりの皆さんのなかには、通信教育で実際にどのように学習を進めていくのか、具体的なイメージがわかない方も多いかもしれません。
とりあえず何か1科目に取り組んでみるということも学習のスタートを切るためにとても大切ですが、卒業するためには履修計画を立てる必要があります。
「履修計画ってどう立てるの?」
「なんだか難しそうだしめんどくさそう……」
そんな皆さんのためにどのように履修計画を立て、学習を進めていけばよいのかを解説します。
まず、大きな流れは次のとおりです。
1. 何年で卒業するか決める
2. 履修計画を立てる
3. 学習をはじめる
4. 履修プランを見直す
1. 何年で卒業するか決める
通信教育部では、学習のペースを自分で決めることができます。
さまざまな方が学んでいますので、卒業までのペースも人それぞれ。
・仕事や家庭と両立し忙しい生活を送っている方
・仕事や育児、介護などが落ち着き少し時間ができた方
・費用をおさえたいから通信教育を選んだ方
など、それぞれの生活スタイルや目的に合わせて学習のペースを決めていきます。
入学形態によって在籍できる年数が決まっていますので、その範囲内で何年で卒業するかを決めましょう。
たとえば、以下のような理由で決めていただければOKです。ただ、授業料は1年ごとにかかりますので、その点も考慮してくださいね。
「仕事や家庭、予算を考慮して、最短卒業を目指したい」
「少し余裕を持って学びたいから最短年数にプラス1年で計画しよう」
「体力に不安があるから、最長年数までに卒業できれば良いかな」
やはり「できるだけ早く卒業したい」という方が多いですが、「最短在籍年数にプラス1年」で計画している方が多い印象です。
特に3年次編入学生は最短年数2年で卒業する場合、卒業研究・制作と各科目の履修を並行しなければなりませんので少しハードになります。最短在籍年数プラス1年だと、比較的じっくり学べるかと思います。
2. 履修計画を立てる
何年で卒業するかを決めたら、具体的に履修計画を立てていきます。
履修計画を立てるステップは大きく3つ。
・「履修モデル」を確認する
・各年度にとる単位と、必修科目をいつとるか決める
・1年目の計画を具体的に決める
・「履修モデル」を確認する
入学後に配布・公開される『コースガイド』(芸術教養学科・アートライティングコースは「airU学習ガイド」)という手引書の「履修モデル」というページを確認しましょう。
ここには最短の在籍年数で卒業するための履修計画のモデルが掲載されています。必修科目や卒業までに必要な単位数を満たした計画ですので、在籍予定の年数に合わせて「履修モデル」の計画を自分用にアレンジしていきましょう。
このように、履修計画はゼロから自分で立てなければいけない、というわけではありませんので安心してください。
・各年度にとる単位と、必修科目をいつとるか決める
次に、「1年間にどれくらいの単位数をとるか」を決めます。
たとえば、芸術学コース3年次編入学の方が最短2年で卒業するための「履修モデル」は、1年目に41単位、2年目に21単位となっています。もし3年で卒業しようという場合は各年度にとる単位数を減らし、1年目33単位、2年目19単位、3年目10単位とするなど、自分用にアレンジします。
ちなみに、本学学習用WebサイトairU(エアー・ユー)マイページでは「履修プラン」という機能があります。「推奨プラン」を押すと、「履修モデル」の情報が反映されますので、その後自分用にアレンジできます。サイトに入るたび履修計画を確認できますし、見直しもしやすくてオススメです。
また、各年度でとる単位数を決める際、「必修科目をいつとるか」にも注意しましょう。「必修科目=卒業までに必ず修得しなければいけない科目」ですので、やはりできる限り早めにとることをオススメします。取得できる年次や履修のための前提条件を確認し、修得する時期を決めましょう。
・1年目の計画を具体的に決める
その後、スクーリングの開催日や課題の提出期日を確認し、まずは最初の1年間の計画を具体的に決めていきましょう。
3. 学習をはじめる
計画ができたら学習スタートです。計画に沿って進めていきましょう。
4. 履修プランを見直す
実際に学習を始めると計画通りにいかないこともありますので、プランを見直しながら進めていきましょう。「思った通りに進まない」「ゆっくり学びたい」「仕事が忙しくなりスケジュールが合わなくなった」などの理由で、プランを見直し卒業までの年数を途中で変更する方もおられます。
入学後は皆さんの今までの生活にはなかった「学ぶ時間」が急に加わりますので、うまく学習が進まない時もあるかもしれません。そんな時も焦らずに、少しずつでも続けていくことが卒業につながります。
分からないことは先生や事務局に相談したり、学友と話をしたり、好きなことをしてリフレッシュしてみたり、楽しみながらそれぞれのペースで学び続けていただきたいと思います。