大学院

本専攻のカリキュラムは、専攻共通(特論・原論)、分野特論、演習科目、研究科目、自由選択の科目群より構成されています。

(1)専攻共通(特論)
本専攻の必修科目として開設します。芸術制作と地域の関わりを多角的に考察し、地域における芸術活動の実例考察を通じて、地域における芸術実践の方法論を学びます。

(2)専攻共通(原論)
本専攻において研究を進める上での柱となる芸術環境の概念について、その基底となる考え方を学び、各自の具体的な研究・制作活動への起点とする科目群です。

(3)分野特論
各領域の専門的視点に特化した講義科目として開設するものです。これらの科目を履修することで、研究・制作の背景となる思想および批評精神の涵養をはかります。また、専門領域以外の科目も履修できるようにすることによって、領域横断的な研究交流の必要性にも応えます。

(4)演習科目
本専攻内の領域毎に必修科目として配置される科目です。
「芸術環境演習」、「美術・工芸演習」、「環境デザイン演習」、「超域制作学演習」および「学際デザイン演習」は1年次配当とし、専ら各自の研究・制作内容の深化をはかるものとします。各自の専門領域に関しての研究・制作の基礎的手法を確認し、表現力や知識を増幅させるとともに、洞察力や分析力、表現力の深化に努めます。

(5)研究科目
演習と同じく、本専攻内の領域毎に必修科目として配置される科目です。
「芸術環境研究」、「美術・工芸研究」、「環境デザイン研究」、「超域制作学研究」および「学際デザイン研究」は2年次配当とし、1年次の「演習」科目からの継続性を重視した研究指導を行うとともに、「修士論文」、「修士制作作品および制作研究ノート」または「修士研究活動実施報告書」の設定とその表現手法の確立に主眼を置きます。

(6)自由選択
必修科目の他に、研究・発表の基礎的手段や実践方法を修得する科目として開講されるものです。

本専攻を修了するためには、次の要件をすべて満たすことが必要です(大学院設置基準による)。要件科目は所属領域・分野により異なりますので、『大学院ハンドブック』(14.コースガイド>大学院ハンドブック参照)で確認してください。
・本専攻に2年以上在籍していること。
・2017年度以前の入学生は所定の科目を、32単位以上修得していること。2018年度以降入学生は30単位以上修得していること。
・必要な研究指導を受けた上で「修士論文」、「修士制作作品および制作研究ノート」または「修士研究活動実施報告書」の審査および面接試験(口頭試問)に合格すること。

カリキュラム構成と修了要件単位数





30

32



6単位
以上
専攻共通(特論・原論)
8単位
以上
分野特論
芸術環境研究領域
8単位以上
美術・工芸領域
8単位以上
環境デザイン領域
8単位以上
超域プログラム
8単位以上
学際デザイン研究領域
8単位以上
8単位 演習科目
芸術環境研究領域
8単位
美術・工芸領域
8単位
環境デザイン領域
8単位
超域プログラム
8単位
学際デザイン研究領域
8単位
8単位 研究科目
芸術環境研究領域
8単位
美術・工芸領域
8単位
環境デザイン領域
8単位
超域プログラム
8単位
学際デザイン研究領域
8単位
自由選択

2017年以前の入学生は、必修科目以外(2単位以上)は、専攻共通原論、分野特論あるいは、自由選択より自由に履修し、修了要件を満たしてください。

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